2012年11月15日木曜日

学部研究紹介(その3)

3つ目のチームは『音声による航空機の飛行制御』という研究を行っています。

航空機を操縦するためには操縦桿と呼ばれるレバーを操作します。画像の中央左側にあるのが操縦桿です。

このチームでは、操縦桿を動かす代わりに音声認識を用いることで、より簡単に飛行機を操縦しようという研究を行っています。
詳細はチームによる紹介文をご覧ください。

【以下チームによる紹介】


通常、航空機には2名のパイロットが乗務しますが、何らかの原因で両名が操縦できない状態に陥った場合、誰かが操縦をしなければなりません。残っているのは乗務員か乗客ですが、航空機の操縦は多くの知識と経験を必要するため、容易ではありません。そこで、操縦経験のない人でも航空機をある程度操縦可能にするため、音声認識技術を用いることができないかと考えました。また、音声認識操縦により空港まで近づいた時に管制官の指示を認識することで、既存の航空無線を利用した航空機の遠隔操作が可能になります。
現在は模型飛行機とノートパソコンを用いて、音声認識による操縦の実証試験を行っています。