研究目的
固定翼機は回転翼機に比べて移動速度が早いことが利点である。しかし、災害時の活躍が期待されている小型無人機は主に回転翼機である。それは、運用するために離着陸滑走が必要なく、垂直離着陸ができるためであると考える。そこで、効率が優れる固定翼機でも離着陸滑走が必要ない機構・システムを開発して提案する。
Fig.1に、計画する着陸のステップを示す。空間上に3点をとると平面がただ1つ決まるので、ランディングポイントにセンサーを3つ設置する。着陸モードに切り替えると、機体はセンサーとの距離から現在の機体の姿勢を判断し、自動操縦でポイントに向かう。ポイントに近づいたら機体を引き起こし、失速に突入させる。機体の速度がゼロになり、下降が始まった直後に着陸させるように制御する。これが、固定翼機でも着陸滑走が必要なくなる操縦システムである。
Fig.1に、計画する着陸のステップを示す。空間上に3点をとると平面がただ1つ決まるので、ランディングポイントにセンサーを3つ設置する。着陸モードに切り替えると、機体はセンサーとの距離から現在の機体の姿勢を判断し、自動操縦でポイントに向かう。ポイントに近づいたら機体を引き起こし、失速に突入させる。機体の速度がゼロになり、下降が始まった直後に着陸させるように制御する。これが、固定翼機でも着陸滑走が必要なくなる操縦システムである。
Fig.1 着陸の仕組み
① 巡航中
② 着陸間際で迎え角を大きく上げ(ピッチアップ)失速を起こさせる。
③ 失速を利用し速度を0m/sに近づけ着陸