2010年12月27日月曜日

今年初の大雪

院1年の林です。

そろそろ、今年の終わりも見えてきました。年賀状の準備で忙しい人も居るのでないでしょうか。私は大学にきてから年賀状を出してないので、のんびりしてますが(笑)

ちなみに、来年は卯年ですよ。卵年ではないですよ。
冬にちなんで寒いネタですいません(^^;)

寒いと言えば、ここ数日は寒いですね。その影響か今年はクリスマス・イブから雪が降り続き、金沢はホワイト・クリスマスになりました(^^)/

このクリスマス・イブからの雪は、降ったりやんだりを繰り返しながら、今も降り続いています。
雪まみれのT−3
そして、今朝、雪の中を歩いて大学に来てみると、上の写真のようにT−3が雪化粧をしてました(^o^)/ なかなか飛行機に雪が積もって、その形に地面が見えてるなんて見られませんよね。

正面からみたT-3
主翼に積もった雪は、主翼にキャンバーがついてるので、後方に滑り落ちてました。きれいに積もってたら、雪に文字を書いて上から見たら、飛行機に落書きしたみたいでおもしろそうだと思ったんですけど。ざんねん(>_<)

さて、今年の片柳研の冬休みは12/30)ら年明け(1/3)だけです。一応、大学休み中の研究室活動の参加は任意ですが、卒業研究の遅れもあるので、この間に取り戻して欲しいですね。

それでは、よいお年をお迎えください。

2010年12月15日水曜日

妙高高原での研修

学部4年の大崎(裕)です。こんにちは。

12/8,12/9に学部4年と院2年生と片柳先生で、新潟県妙高市の池の平温泉に研修に行ってまいりました。池の平の研究施設に入った瞬間、石川県穴水市の研修施設との違いに「ギョエーッ!?」となりました。きれいな部屋、全館床暖房、温泉…立派すぎます。

8日は施設について昼食後、学部4年生は研究の中間報告を行いました。報告が終わったら真面目な行事は終わり。温泉を楽しんだ後は懇親会という名の飲み会にございます。その時の写真が下です。(一人写っていないのですが、それは写真を撮った僕自身です)



9日は自由行動。近くの「いもり池」に行きました。今年初めての雪でした。



池の水が凍っていました。これでも雪は少ないほうだそうです。最後に雪だるまを作ってみました。



雪が降るたびに全国ニュースになるほどの南国に住んでいる僕にとっては生まれて初めての雪だるま作りでした。



+++++補足+++++
院1年の林です。

大崎君の説明のすこし補足として。
片柳研究室では池ノ平に、8ヶ月間の研究成果の発表をおこなうことで、学部の卒業をかけた「工学設計Ⅲ公開発表審査会」の練習を兼ねています。この発表が終われば、後は親睦を深める時間になります。

ちなみに他の研究室では、2泊3日で親睦を目的として夏に研修を行う研究室もあります。(この研究室以外は親睦だけのようですが(>_<))

以上補足でした。

2010年12月6日月曜日

第48回飛行機シンポジウムに参加しました

院1年の林です。

気がつけば、今年の夏以来の更新が止まってしまってました(^^;)

っと言うのも、今回参加した学会に向けて夏休みを利用して研究を進めてきたので、残りの夏休みをエンジョイしたかったんです。そして、大学がはじまり、講義も始まり、研究も進め・・・・気がつけば11月末。。。学会の準備に忙しくなり、こんな時期に。

閑話休題。今回参加した飛行機シンポジウムは(社)日本航空宇宙学会が主催となって行われました。3日間に渡って、朝から夕方までセッションが行われました。そのセッションに、片柳研の院生5人が参加しました。

 
その会場となったのが、上の写真にある静岡コンベンションアーツセンターグランシップ(静岡県)です。この中の2フロアを使い、同時に6つぐらいのセッションが行われました。

学会に初参加となった私含めた院1年は、学会の雰囲気に緊張していました。自分たちよりも博識な人たちの前で発表するんですから、めちゃ緊張しました。でも、今後に生かせるいい経験になったことは間違いないです!

そんな緊張するの学会で癒し(?)となったのが、会場の窓から見える富士山(私が行った日は曇りで見えませんでしたが)です。

会場から見えた夕富士 (ちょっぴり赤いでしょ)
もうひとつが、会場の隣に仁王立ちしたあいつです。


いうまでもなく、ガンダムですね。

残念ながら、私は静岡滞在時間が非常に短かったため、どちらもじっくり見る時間がなかったです。ちなみに写真は他の院生からもらいました(^_^)

今年の学会も無事に終わり、これから片柳研は、院1年は就活に、学部4年・院2年は卒研の準備に忙しくなっていきます。

2010年9月8日水曜日

今年の研究紹介(詳細編 その5)

狭い空間を通過できる自律誘導無人飛行機の研究


担当: 戸田

近年無人機は,監視および観測などに広く活用されています.本研究では狭い空間を通過できる無人飛行機を提案します. 全幅1.1[m]の機体を製作し,1[m]狭い空間の入口まで,ドップラーレーダーを用いて誘導します. スパンより狭い空間を通り抜けるために,バンク角90[deg]を維持したまま横滑りを大きくとり,高度を保つ必要があります.この概念図を図1,2に示します.


1.狭い空間を通り抜けるイメージ


2. 機体を浮かせる力

全長は1540[mm],全幅は1100[mm],重量は0.80[kgf]です。図3三面図を示しま.



3.機体三面図

胴体についている大きな板が,横滑り状態で大きな揚力を発生させ,機体軸を斜めにすることで推力も機体を持ち上げる力になります.板と推力による力の割合は3:2くらいです。板がなければ機体を斜めにしたまま高度を保つことができません.シミュレーションで高度を維持できることが確認できました.今後ドップラーレーダー,機体の製作に移ります.

2010年9月4日土曜日

今年の研究紹介(詳細編 その4)

小型無人VTOL機の開発

研究者:はたべ


研究目的
災害発生時の救援活動支援などでの運用を想定した小型無人機を開発する.近年,小型無人機は軍事用の偵察機や農薬散布用のヘリコプタなど,さまざまな用途で実用化が進んでいる.現在,それらの実用化されている機体の形状として固定翼機型やヘリコプタ型のものがあるが,固定翼機型の機体はその大きさに合わせてある程度の滑走路が必要であり,ヘリコプタ型の機体は離陸場所を選ばないものの,水平飛行速度に限界がある.
本研究では離陸場所を選ばず,かつ現場へいち早く到着することができる機体となるようにホバリングおよびVTOLが可能な固定翼機の実現を目指す.ホバリングが可能である固定翼機を実現することにより,ヘリのように狭い範囲で離陸が可能になるうえ,固定翼機と同等の水平飛行速度を確保できるものと思われる.ホバリング時の位置および姿勢制御の方法として,ベクターノズルによる推力の方向操作を採用する.




2010年9月3日金曜日

今年の研究紹介(詳細編 その3)


空間識失調になったときの
水平飛行復帰ボタンの作成

こんにちは。大崎()です。今回は僕の研究について紹介したいと思います。

 僕の行っている研究は「空間識失調になったときの水平飛行復帰ボタン作成」というものです。
 空間識失調について、僕の研究では空間識失調に陥った後について扱うので原因や原理の説明はWikipediaに譲ります。ここでは「視界が奪われると平衡感覚までも喪失する現象」「いつどこで誰に起こるかわからないので防ぎようがない」程度に覚えておいてください。

もし空間識失調になった場合の現在の対処法について説明します。それは…
「自分の勘を信じるな!計器を信じろ!」
精神論でゴリ押す感じでしょうか?筋肉モリモリマッチョマンじゃない僕にとっては信用できない理論です。

ここで「空間識失調になったと自覚したときに、ボタンを押すだけで水平飛行をしてくれる便利で安全な装置を作ろう」ということを思いつくわけです。
実際にどういう装置を作るのか図1と図2で説明します。この図1が装置を作動させる流れです。ここで「なんで全自動にしないのだろうか?」という疑問がわいてくるかもしれません。全自動にすると、空港でのアプローチや空中衝突防止装置に従って操作しているときに勝手に動いたら…危険な安全装置という矛盾したものになります。



1 装置を作動させる流れ
装置についての操作説明は図2になります。無線を使う理由は単純にラジコンに人を乗せることが不可能だからです。

2 研究用の装置概略

2010年9月1日水曜日

今年の研究紹介(詳細編 その2)

最適ルートで積乱雲を回避する研究

院1年の林です.

●研究の目的
環境への配慮と燃料の高騰を受けて,旅客機の燃料消費量を少なくしなければならなくなってきている.その一つの手段として,効率のよい飛行ルートを計算により選定するという試みが,以前からいくつもおこなわれてきた.
しかしそれらが有効であるためには,晴天でなければならないということが条件であった.航空機が置かれた状況から,リアルタイムで計算することにより,常に最適なルートを選定するということもおこなわれていない.
本研究では,最適ルート選定に関わる基礎的な部分について調査・検討をおこなう.また実際に数値計算をおこなうことで,基本的なシステムの構築もおこなう.

●研究の必要性
現在の航空機は,航路上に想定外の積乱雲などが発生した際に,パイロットの判断により回避している.しかし,これではパイロットの経験値によって大きく左右される.また避けなければならない積乱雲などが1つなど,天候が単純なものならば,容易に想像し,最適と思われるルートで回避することができる.
もしFig. 1のように複雑なケースならば,想像により適切に回避することが難しくなってくる.偏西風のなかを飛行中に複数の積乱雲が,それぞれ異なる速度ベクトルを持っている.このような場合は,想像により今後の動きを予測し,回避することが困難となる.このような場合に有効な制御システムの開発が必要だと考えたためである.


Fig. 1 In case of a complex event

っとここまでが,研究の最終的な目標になります.

この研究は,学部4年の時からの継続のテーマです.学部の時は機体の運動計算から最適ルートの選定までを,オリジナルのプログラムで作っていましたが,うまくいきませんでした(>_<) そのため,現在では機体の計算を本研究室の教授が作成しているKMAPを使って.おこなう方針に変更しました(やはり教授の作られたものにはかないませんでした).

事実上,新しく始めた研究と変わらなくなったので,垂直方向(高さと水平直線距離)のみの最適なルートを計算する段階をおこなっています(実際の飛行機がこんな運動をすることはないですが,簡単のためです).今は手作業でしか最短ルートを見つけることができていないので,それを自動化することが今の目標です.

2010年8月31日火曜日

今年の研究紹介(詳細編 その1)


研究テーマ
「水中推進式飛行機の設計」          
 担当 原 山田

研究目的
世界のグローバル化と共に大量の物資が海を越えて輸送される時代に突入した20世紀の物資輸送には主に船を使用した輸送が主流であったが、航空技術の発展につれ、遠距離を高速で輸送できる空輸利用されることが多くなった。高速という利点からニーズが高まってきているが、飛行機の輸送量を制限しなくてはならないうえ、船と比較し燃費が悪い、さらには航空機のトラブルは大事故につながる恐れがある。そのため今後の輸送技術は経済性が良く高速で大量の物資を安全に輸送できる技術が求められる。


研究概要
経済性が良く高速で安全に輸送できる輸送機の開発には、経済性が良いが低速な船と、高速であるが燃費が悪い飛行機の技術を融合させる。

技術1 水中推進式
船は航行するとき、空気より密度1000倍の水中でスクリューを回し推力を生み出すため、少ない力で大きな推力を生み出すことができる。
かし船は、船艇と水との接水面積が大きいため、摩擦が強くスピードが上がらない。
この研究では推力を生み出すスクリューは沈めたままで、主翼で機体を空中に浮かして水の抵抗を極限まで減らすことで効率を高め高速飛行できる。

技術2 水中翼
水中に浸かっている機体を飛行可能速度まで加速させるためには、通常のスクリューだけでは推力不足である。そのために機体下部に取り付けられた水中翼でから発生する揚力を利用し、低速時に機体を水中から持ち上げ、接水面積を減らす。


技術3 水面効果
飛行機が,水面を飛行している場合,水面の影響により,翼まわりの気流の様子が変化し,アスペクト比が増大し、機体重量が同じであれば,その飛行のための必要推力または必要馬力が小さくてすむ。この効果を利用し大陸間を移動する輸送時には、通常の空輸を行う場合よりも経済性が向上する。


2010年8月3日火曜日

今年の研究内容は??(その1)

院1年の林です。

7/17〜18のオープンキャンパスでは、工学部 航空システム工学科のフライトシミュレータ体験で説明員として、手伝わせていただきました (^_^) この2日間では多くのみなさんに、飛行機の操縦体験をしていただくことができました。着陸の最終段階だけを体験していただきましたが、なかなか難しかったようです。うまく滑走路上に降りられた人。無事に空港の敷地内にたどり着いた人。難しさを感じながらも、楽しんでいただけたようでうれしいです(^o^)

※写真を入れたかったけど、撮るのを忘れました(>_<)

フライトシミュレータ体験してみたい人は、是非次回のオープンキャンパス(10月17日)に参加してみてください。っとちょっと宣伝を。。

前回のオープンキャンパスに参加された高校生の方に、研究室の研究内容を聞かれたので、このブログを通じて紹介していきたいと思います。今回は、今年おこなっている研究概要を紹介したいと思います。今後は、研究をおこなっている本人に、研究の紹介を書いてもらう予定なので、楽しみにしていてください(^^)/

閑話休題。さて今年の研究ですが概要と言うことで、オープンキャンパスに展示していたポスターで紹介します。院生は1人1テーマで計6つの研究をおこなっています。学部4年生は1人1テーマが2組、2人1テーマが2組で計4つの研究をおこなっています。この研究内容は、自らおこなってみたい研究を教授に提案して、教授と話し合った上で決定しました。この研究室は、毎年、このようなプロセスで研究内容を決定しています。

今年度の研究は、最初のポスター3枚(5研究)が院生の進めている研究の概要、残りのポスター2枚(4研究)は学部4年生が進めている研究の概要です。(画像をクリックすると、大きくなります。)

院生の研究


学部4年生の研究


今回は研究の概要でしたが、前の通り、今後は研究をおこなっている本人に内容を説明してもらう予定です。おたのしみに

2010年8月2日月曜日

T-3(初等練習機)を掃除しました!

学部4年の大崎(新)です。
今回はT-3を清掃したのでレポートします。

新しい研究室の隣には中庭があり、そこにT-3初等練習機が教材用に置いてあります。

【T-3の主な機体諸元】














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 種別     : 初等レシプロ練習機(ピストンエンジン)
 全幅     : 10.0m
 全長     : 8.04m
 全高     : 3.02m
 翼面積 : 16.50m^2
 発動機 : ライカミング IGSO-480-AIF6(340hp×1)
 製作     : 富士重工業
 貸与     : 航空自衛隊
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ドアを開ければ、飛行機があるという場所なので、航空科の研究室としては最高の環境です。
研究室からの眺めは、このような感じです。



しかし、この機体が大学に届いてから4年が経ち、機体は汚れ放題でした。

垂直尾翼がorz...

レシプロエンジンのヒートシンクも錆だらけです...


全体から見ても色がくすんでいます


このような悲惨な状態だったため、機体を徹底的に清掃することにしました。
これが、新しい研究室での最初の仕事です。

高圧洗浄機(ちなみにケ◯ヒャーではありません)を使い大まかな汚れを落とした後、自動車用のシャンプーで洗いました。
小型機とはいっても車とはサイズが全く違うので、汗だくになりました(´Д´;)



機体は垂直尾翼の汚れが最もひどく、完全に汚れを取り去ることはできませんでした。



ボディーの洗浄が終わったため、エンジンルーム内の清掃に取り掛かろうと、ボンネットを開けたところ...なんと!鳥の巣がありました。

入居者募集中の鳥の巣


巣を取り去った後ですが、レシプロエンジンの上部に巣がありました


エンジンルームもヒートシンクの錆も落ち、かなりきれいになりました


最後にワックスもかける徹底ぶりで、機体はピカピカになりました。

Before

After


今回は航空機を洗車するというとても貴重な体験ができました。
航空科の学生でも航空機を洗車した人は少ないでしょう。


では、今後も引き続き研究室の出来事をレポートしていきます!

2010年7月30日金曜日

新しい研究室に キタ━(゚∀゚)━!!!!!

学部4年の大崎(新)です。

ついに新しい研究室に移動しました!

引越し当日は、天気がよくとても暑い日でした。パソコンなどの壊れやすいものは、自分たちで運んだため、みんな汗ビッショリです。(いい運動にはなったかな?)
昼休み休憩中は、みんな床で寝てしまいました。

下の写真は、荷物を運び込んだ直後のものです。


ごちゃごちゃしていますが、研究室がとても広いため開放感があります。
はじめは、あまりの広さに落ち着きませんでした。

別角度からの写真です。


下の写真は、引越しが済んだ2日後の写真です。

 

新しい研究室にもだいぶ慣ました。

他の研究室の人が来るなど、にぎやかになりました。


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フライトシミュレータも業者の方に引越し作業をしてもらいました。


組み立て作業は、とても大変そうでした。

2週間引越しで使えなかったので、溜まっていたデータを早くシミュレータで動かしてみたいです。



最後に、研究室もシミュレータ室も新しくなったので、これからバリバリ研究していきます!

2010年7月20日火曜日

研究室引越します!


1 古い研究室

学部4年の大崎(裕)です。

研究室が7/28に引越しすることとなりました。この引越しに合わせてブログを開設することになりました。この引越しにより狭い研究室から広い研究室になり、収納の数も増えてきれいな研究室になります。

今までの研究室では2つのうち1つの冷房が壊れていたので暑苦しい研究室でしたが、今度の研究室の冷房はちゃんと効くようなので幸いです。倉庫の片隅から部屋にランクアップです。

2 新しい研究室(工事中)


先生の部屋も今までの研究室と同じぐらいの大きさの部屋になるようです。

さらにシミュレータの不具合も改善されるようで、研究やオープンキャンパスのときもやりやすくなるでしょう。


とりあえず大崎(裕)は引っ越しになってうれしいですよ。研究で使う大きなラジコンとかの置き場所もなくて困っていたんで。もう使い終わるたびに主翼を分解する必要もないんですね。

できることならば暑いので今のような夏の時じゃなくて冬場に引っ越したかった!
<(`^´)>

追伸…ホームページの更新は引っ越し後になる予定です。お楽しみに。

研究室ブログ始めました

今年の8月から研究室が新しくなります。
それに伴い研究室のホームページ(http://www2.kanazawa-it.ac.jp/katayana)もリニューアルします。
今後より活発に研究室の活動を発信していきたいと考えています。

このブログでは、研究室での出来事や研究について書いていきます!

これからよろしくお願いします。